1月、12月の新忘年会シーズンがようやく終わりましたが、次は3月、4月の歓送迎会シーズンがやってきました。お酒が弱い人には苦痛の時期です。私も全く飲めないわけでは無いですが、ジョッキ半分で顔が真っ赤になり、2~3杯飲むと終盤には大体トイレに篭もってました。
友人との飲み会だと、自分のペースを守ってお酒を飲めますが、仕事関係者との飲み会だとそうもいきません。飲み会の雰囲気は好きだけど、すぐに悪酔いし飲み会を楽しめないのです。
そこで何とかしてお酒を楽しみつつ、悪酔いしない方法は無いかと私が調べ実際に効果のあった方法をまとめました。全国のお酒が弱い方々の参考になれば幸いです。
悪酔いの仕組み

まず、なぜお酒を飲むと、具合が悪くなるのかを科学的に見てみましょう。
- 体内にアルコールが入る
- 肝臓でアルコールを分解する
- アルコールを分解する時に「アセトアルデヒド」
という毒素が生じる - 体内の「アセトアルデヒド」濃度が上がる。
- アセトアルデヒド濃度が一定量になると頭痛、めまい、吐き気、嘔吐、脱水症状などの悪酔い症状を引き起こす。
ポイントはアルコール分解速度とアセトアルデヒド分解速度です。分かりやすいように図にしました。

仕組みとしてはアルコールの分解が早く、アセトアルデヒドの分解が遅いと大量のアセトアルデヒドを分解出来ず、悪酔いするということですね。
悪酔いをする人=アセトアルデヒドの分解能力が低い
と考えて良いでしょう。
飲み会前の準備

お酒の弱い我々にとっては飲み会が開始する前から既に戦いが始まっています。しっかり準備をして飲み会に挑みましょう。
体調管理
睡眠はしっかり取りましょう。寝不足だと分解能力が普段より落ちてしまいます。
また、風邪を引いている時も肝臓の働きが落ちるので悪酔いしやすいです。風邪かな?と思ったら風邪を理由に飲酒を控えるのが良いかと思います。
ただ本当に風邪がひどい場合は周りにうつして迷惑になるので欠席しましょう。
ハイチオールC
ハイチオールCには「L-システイン」というアミノ酸が含まれています。
この「L-システイン」は体内の代謝を促進するため、アセトアルデヒドの分解を助けてくれます。ハイチオールCの効能にもちゃんと「二日酔い」と書かれているので、お酒に効くのは間違い無いでしょう。
私は会社にハイチオールCを常備しており、飲み会開始の1〜2時間前に4錠飲みます。さらに飲み会の中盤、お酒が回ってきたあたりに2錠飲んでいます。
タンパク質
アセトアルデヒドは酵素によって分解されるのですが、その酵素の分解を助けるのがタンパク質です。
飲み会の前にタンパク質を摂りましょう私は飲み会の2時間前にコンビニでチーズを買い食べるようにしています。チーズはアメぐらいの大きさで個包装になっているものがオフィスでも食べやすくおすすめです。他にはプリンなんかもお勧めです。
飲み会中の行動
次に飲み会最中の行動になります。準備はしっかり行っていますが、ここで気を緩めると結局悪酔いしてしまうので注意して下さい。
炭酸は避ける
炭酸は発泡により胃が広げられ、それが刺激となりアルコールの吸収が早まります。
サワー系のお酒は甘い果実のものが多く、飲みやすいですが注意が必要です。私個人的にもゲップと一緒に、胃の中のものが一緒に出てきそうな感覚になるので、最初1杯目のビール以外は極力避けるようにしています。
醸造酒より蒸留酒
お酒には醸造酒(じょうぞうしゅ)と蒸留酒(じょうりゅうしゅ)があります。それぞれ、どんなお酒が分類されるかと言うと
醸造酒
- 日本酒
- ビール
- 赤ワイン
- 白ワイン
蒸留酒
- ウィスキー
- ブランデー
- テキーラ
- バーボン
- 焼酎
- ウォッカ
- ジン
- ラム
- 泡盛
醸造酒は酵母によりアルコール発酵させて作られた酒です。一方蒸留酒は醸造酒を沸騰させて「不純物」を取り除き、アルコール分を高めたお酒です。
この「不純物」がアセトアルデヒド分解の邪魔をし、悪酔いや二日酔いの原因となります。お酒を頼む時は極力蒸留酒。その中でも特に不純物が少ない焼酎、ウォッカ、ジン、ラム、泡盛がベースとなっているお酒を選ぶと良いでしょう。
食べるもの
空腹時はアルコールの吸収が早くなるので、まずはお酒を飲むより食事をとりましょう。しかしその食事も悪酔いしやすいものとしにくいものがあります。
お勧めは高タンパクで低カロリーの豆腐や枝豆、納豆、イカです。油の多い食べ物は肝臓の働きを悪くしてしまうので、あまり食べないようにしましょう。
まとめ
- 風邪等の体調管理に注意し、前日の睡眠はしっかりとる
- 飲み会前にハイチオールCとタンパク質を取る
- 飲み会中は蒸留酒を中心に飲み、高タンパクの食べ物を中心に食べる。油っこいものは避ける。
以上、私が試して実際に効果のあった方法です。
しかし一番良いのは無理をせず、自分のペースでお酒を飲むことです。日頃から周りにお酒が苦手というアピールをして自分のペースで飲めるような環境作っていくのが大事だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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