こんにちわ。雪坊主です。
私は数年前に6年間務めたシステム開発会社を退職し、地元の中小企業にて社内SEに転職しました。
転職するのにまた同じようにエンジニアとなることに疑問を感じていたので、これまでの知識を活かし社内SEという職業に興味を持ち、社内SEへの転職を目指して転職活動をしました。
しかし社内SEというのは1社あたり募集する人数があまり多くありません。また転職エージェントの方の話では職種として定着率も比較的高く、ITエンジニアの転職先としては人気があるため、少ない椅子を皆で奪い合うような競争率の高い職種であることが分かりました。
そこで私が転職活動を通して感じた、社内SEに必要な資格やスキルについてまとめました。
私と同じようにシステム会社から社内SEへの転職を目指している方の参考になれば幸いです!
取ると有利な資格
ここでは私が転職活動で感じた取ると社内SEへの転職に有利になりやすい資格についてまとめてみました
情報処理技術者試験(応用情報技術者試験以上)
国家試験の力は大きいです。
情報系の資格と言うと情報処理技術者試験を代表とする「国家試験」と各メーカーが自社製品の習熟度を図るために自社で策定した「ベンダー資格」の2つがあります。
高度で専門的なベンダー系資格よりも情報処理技術者試験の方を評価する会社の方が多いです。国家試験なので分かりやすいんですよね。
あとベンダー系資格ってマイナーすぎて該当の製品を使っている技術者同士じゃないとその凄さが全然分からないです (汗)
転職先で導入しているソフトウェアの資格とかであればベンダー資格であっても優遇される可能性は高いですが、面接をするまでそんな情報は分かりませんし、転職先企業が教えてくれるとは限りません。
ベンダー資格が国家試験に劣るというわけではないですが、国家試験>ベンダー資格となるシーンが多いので社内SEへの転職を目指す場合、ベンダー資格ばかり保持している方は国家試験を1つぐらい取得しておくことをおすすめします!
Microsoft社系資格
先ほど「国家試験を取得するべし!」と書きましたが、こちらベンダー資格となります。
日本の企業におけるMicrosoft社の製品普及率は非常に高いので、転職先の企業でも何らかのMicrosoft製品が使われている可能性が非常に高いです。なのでMicrosoft製品の深い知識を有していることをアピールするのはポイントが高いです。
例を挙げるとMicrosoft Officeの資格であるMOS(Microsoft Office Specialist)だったりWindows OSやサーバー、Office 365の資格まであります。
これらの1つぐらいは転職先企業で何らかの形で利用している可能性が高いので取得しておけば有利になるでしょう!
開発系のVisual StudioやSQLサーバー、Azure系の資格はシステム開発会社向けなので、社内SEに転職を目指すのではあれば必要性は低そうです。
その他
その他の資格としては社内SEに限らず一般の社会人として持っておいたほうが良い資格になります。
簿記、TOEIC、ビジネス法務検定等、数字、英語、法律の最低限の知識をアピール出来ると有利に働きます。
経験しておいた方が良い業務
システム開発を行ってきて、社内SEに転職してから役に立った業務は次の通りです。
要件定義
社内SEにとって社内のユーザーは言わばお客さんのようなものです。要件定義をシステム会社でお客さんに無茶な事を言わたり、無茶なことだから出来ないと分かりやすく説明したり折衝の経験は社内SEでも役に立ちます。
また社内との折衝だけではなく、ベンダーとの調整役として要件定義の経験が役に立ちました。立場としては元はベンダー側の人間ですからね。
「コーディングばかりやってきた」という方には正直社内SEは厳しいでしょう。
プロジェクト管理
会社の規模と人員によってはいきなり大規模な案件を任される場合があります。
単に開発だけを行っていると全体のスケジュールが分かりません。またシステムに限らず社内SEはサーバーの更新やPCの入れ替え等業務がシステム会社に在席していたときと比べ多岐に渡ります。
それらの案件を滞りなく管理するために、PMBOKの考え方は役に立ちます。
その他に必要なスキル
当然コミュニケーションスキルは必須です。
社内の様々な部門の人とやり取りするのが仕事です。また業務で直接関わりの無い人との繋がりも重要です。特定の人とばかり付き合ったり、同じグループ内に閉じこもるような人は社内SEにはあまり向かないと思います。
また日々様々な情報を取得する必要があるので、情報収集好きであったり新しい技術が好きな方は社内SEに向いていると思います。
最後に
以上、私が感じた社内SEに転職するうえで必要な資格・スキルでした。社内SEに転職を希望している方の何かヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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